大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2013年12月27日金曜日

2013年レクシア総まとめと御礼

松井です。

本日12月27日で、2013年の業務は終了します。
(弊所は12月28日から1月5日まで年末年始休業になります)

レクシアは、2011年1月の設立から3年が経とうとしています。
今年のレクシアの活動を振り返りたいと思います。

【弁理士・弁護士の体制】
今年は、弁理士が9名になり、特許(機械電気及び化学バイオ)、意匠商標の各部門の弁理士が増え、多くの案件に対応させていただく体制を整えました。来年は弁護士の属する法務部門が更に充実します。
出願、審判、訴訟、法務等の受任件数が増えていますので、迅速確実なサービスを提供すべく、事務スタッフの増員にも努めました。

なお、現在、特許部門(機械・電気部門、化学・バイオ部門)の実務者を募集中です。詳しくはこちらをご覧ください。

【事務所の設備】
事務所の面積を、設立当初の約3倍の広さに拡張しました。
設立当初は総勢4名でしたが、来年すぐに総勢15名になります。
各人が執務をより行いやすく、また、ご来所いただいた際に充分な「おもてなし」を行うことができるように会議室も増設致しました。


【レクシア知財セミナー】
今年は、計8回のレクシア知財セミナーを開催させていただきました。

・第16回 営業秘密と製法特許
・第17回 外国出願のためのコストコントロール(機械・電気編)
・第18回 特許権侵害訴訟の訴訟遂行上の留意点と損害賠償の諸問題
・第19回 外国意匠と外国商標の実務(名古屋開催)
     営業秘密管理体制の整備と製法特許の活用法(名古屋開催)
・第20回 外国商標実務
・第21回 レクシア明細書学2013
・第22回 日本商標の近時の審判決を追う
・第23回 ザ・進歩性(機械・電気編)

毎回、60名から100名ほどのご参加をいただきまして、ありがとうございました。
来年もすでに、セミナー登録いただいた皆様には先行募集中のセミナーはあります。
また、外国代理人との共催セミナーについても開催が決まっています。
来年も是非レクシア知財セミナーにご期待いただき、ご参加のほどお願い致します。

【外部セミナー及び論文】
各代表パートナーは、日本弁理士会、発明推進協会、日本知的財産協会、トムソンブランディ等の各種団体においてセミナー講師としてお招きいただきました。また、各クライアント企業におけるセミナーにも講師としてお招きいただきました。来年も、お招きいただきましたセミナーで充分な講演ができるよう努力してまいります。

山田弁護士・弁理士と私とは、「知財管理」誌において、論文を発表致しました。
山田が、歴史上の人物と商標法4条1項7号の適用に関する論文、
私が、意匠の類否判断要素に関する論文と、共同体商標における「商標の正当な使用」に関する論文です。
ご興味のある方は、ご一報ください。


今年もクライアントの皆様方からのご愛顧をいただきました。
誠にありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
来る年もどうぞよろしくお願い致します!

松井宏記


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2013年12月18日水曜日

新聞取材(改正中国商標法)

松井です。

最近、繊研新聞社より、改正中国商標法の取材を受けました。

【2013年12月16日付繊研新聞】

来年5月に施行される中国商標法の改正内容は、既に公開されていますが、
取扱いの詳細などを定めた実施条例の公開が待たれるところです。

問題となっている抜け駆け出願の絶対的な解決となる条文は無いと思われますが(どこの国においても自社が出願しておくことが一番の対策でしょう)、商標代理人の取締り強化、取引関係にある者による無断登録禁止、先使用権制度の創設、などが改正法には規定されていますので、その実効を期待したいところです。

・・しかし、顔写真まで新聞に載せていただいて、繊研新聞様、ありがとうございます!

松井宏記


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2013年12月12日木曜日

企業内での商標セミナー

松井です。

先日、クライアント企業において、商標セミナーを行いました。

参加者は、企業の幹部クラス約40名から50名。
商標の基礎知識、商標調査の重要性、侵害事件の事例、パッケージの意匠と商標による保護、ブランド戦略などについて、お話させていただきました。

ブランド戦略において、我々弁理士の知見が要求されるのは、希釈化対策と思います。
使用商標に対する適切な商標登録を取得して、使用の安全性を確保することは当然ですが、他人が使用商標と近い商標を登録してしまって、そのような商標を大々的に使用され、使用商標のブランド力が希釈化されることを阻止しなくてはなりません。

そのような他人の商標登録を阻止するためには、我々は、どのような出願商標の態様で、また、どのような指定商品や指定役務で商標登録すればよいのか、また、そのような出願商標は使用商標との関係で不使用取消に耐えることができるのか、を考える必要があります。このような判断を行うには、過去の審判決からその感覚を磨いておく必要があります。

また、実際に、他人の登録商標に対して異議申立や無効審判を行う際に、どのような資料を用意するのが適当なのか、日頃の準備はどうしておけばいいのか。弁理士や企業の知財担当者は、ブランド戦略を法的にサポートすることが求められています。

企業内で、商標や、その他の知財に関するセミナーを開催すると、各人が断片的に持っていた情報が整理される、また、共通の認識を持つことにより社内での説明を行い易いなどの効果があると思います。

レクシアでは、このような企業内セミナーを多く開催させていただいていますので、
何なりとご相談ください。

最後に、講演後、東京丸の内で撮影した写真をご覧ください!

【東京駅丸の内側 パノラマ】

【丸の内イルミネーション】

イルミネーション、とっても綺麗でした〜。

松井宏記

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2013年12月4日水曜日

Wonderful trademark workshop!

松井です。

昨晩、KTK(関西特許研究会)の商標審判決研究班の会合がありました。
(この研究班については、こちらの記事で紹介しています
 「関西の商標実務 → KTK商標審判決研究班」

私は、10年ほど、この研究班の班長を務めていましたが、
昨日の会合で班長を引退しました。

10数年前、弁理士試験に合格して少し経った頃、
事務所横断的な商標の勉強会を立ち上げ、その勉強会をKTKの研究班にして今まで活動してきました。

10数年、班員のみなさんとともに、商標の審判決を追ってきました。
商標の判断基準にはその時期の動向があり、また、審査基準に載っていない判断基準が存在しています。
この研究班の会合は、そのような判断基準の動きを追いながら、実務上の対策を検討する形で進めてきました。

昨日の会合後、
サプライズで、班員のみなさんから、寄書き(歴代のKTK代表幹事からもメッセージあり)や、プレゼントを頂戴しました!


【寄書き。裏から光を当てると言葉と共に輝きます!】

【班員の方々と記念撮影】

One more!


 これからは、一班員として、商標を研究していきたいと思います。

松井宏記


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