大阪・中之島 レクシア特許法律事務所のブログです。

2016年7月6日水曜日

商標実務の最新傾向と「商標と意匠による多面的保護」

松井です。

昨日は、レクシア知財セミナー「商標トレーニングセミナー2016」を大阪で開催しました。
本セミナーは、募集から2日ほどで定員となりました。その期待を裏切ることのないようにプレッシャーを感じながら(?)、準備を進めてまいりました。

昨日は、参加者50名で満員御礼!ありがとうございます。

【セミナーの様子】

本セミナーで、レクシア知財セミナーのデビュー戦を飾った、田中景子弁理士と宗助弁理士。名古屋開催ですでに一回話したので、大阪開催ではバージョンアップ。

宗助弁理士から審決例の紹介、田中景子弁理士から判決例の紹介、私からは「商標と意匠による多面的保護」の紹介をさせていただきました。

【審決紹介の例:宗助弁理士】

【判決紹介の例:田中景子弁理士】



【商標と意匠による多面的保護の例:松井】


商標実務で接するのは、90%以上が文字商標と思います。文字商標の審判決例については、じっくりと解説できたと思います。

残り10%程度の、図形商標、立体商標、新商標のところを、私から解説させていただきました。

「商標と意匠による多面的保護」は、他のセミナーで殆ど語られることのない分野と思います。ヨーロッパでは、この分野の研究は進んでおり、様々な登録例や判断例があります(昨日はヨーロッパでの事例をたくさん紹介しました)。パロディ対策や、プロダクトデザイン、パッケージデザイン保護において、非常に重要な分野でありますが、商標と意匠の両実務について語ることのできる実務家が日本に少ないということが原因と思います。

・・手前味噌ではありますが、私は語ります(笑)。

昨日は私が日頃考えている保護方法や、いろいろな登録を見ながらの戦略についてお話しできたと思います。

アンケートで、来年、「商標トレーニングセミナー2017」を開催して欲しいという
ご要望をたくさんいただきました。

今年の成功を喜ぶとともに、来年も是非開催したいと思います!

松井宏記

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